2022年12月11日の話(25) 新しい家族の話6

新しい家族の話⑥
夕飯のバイキングレストランに 向かうために僕たちは 6階の部屋を出た。
おとーは席をとっておくからと 一足先に部屋を出ていたので
おかー、おねー、僕の3人で エレベーターに乗り込んだ。
バイキングレストランは1階だったので エレベーターの1Fボタンを押して エレベーターが動き出した。
『チーン』 5階でエレベーターは止まり 当時はまだ珍しかったり 3人の外国人観光客が乗ってきた。
彼女達も行き先は同じらしく 1Fのボタンが点灯していたので (OK!) という雰囲気が その場を包みこんでいた。
僕は背の高い外国人を横目に 見ながら エレベーターのドアは閉じて 目的の1Fへと動きだした。
その時、、、 突然!、、、
『プゥーーゥ』 という音がエレベーター内に響いた
間髪入れずに エレベーター内は異臭が充満した。
僕は 思わず『くさっ!』と 言いそうになったのだが すんでのところで 口をつぐんだ、、、
その時!!!!!
目的地1Fのはずの 外国人が4階ボタンを連打し始めた 『OH〜!NO〜!』 と叫びながら、、、
しかし無常にもエレベーターは 4階を通り過ぎた 『OH〜MY〜GODっ!』 と叫びながら今度は 3階ボタンを連打‼︎‼︎‼︎ 『チーン』 エレベーターは3階に止まり ドアが開いた
3人の外国人は 何やらスラング的な言葉を 叫びながら 倒れ込むように 外へと出ていった
唖然とした僕たち兄弟を 乗せたエレベーターの ドアが閉まったその時っ!
『ククククックwww』 と笑い声が聞こえた
僕たちは“ハッ⁉︎“と 後ろを振り向くと
おかーが一人笑っていた
『臭かった⁇wwぷっw』 『今のお母さんのオナラ』
と、おかーが言い放った。 記憶に残るオナラ話の一つである。

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