2022年12月11日の話(8) アジア飯

僕がはじめてアジア料理を食べたのは > 二十歳そこそこの頃
東京の恵比寿にあったタイ料理だった。

内装も現地の屋台をイメージしていて
先輩に連れられ
店の扉を開けた時は
まるで”どこでもドア“を使って
まだ行ったことのない海外を
旅しているようだった

先ずは独特な香り。
旅をして海外に行くと
空港に着くと感じる
あの現地の香り。

はじめて嗅いだアジアな香りは
『うぁ〜クサっw』
だった(心の声)
けれど、口の中に入れると
甘い、辛い、しょっぱいが
織りなす味に
どこか惹かれるものがあった

特に今は自らを
『パクチスト』と言うくらいの
パクチー好きのスパイスマンだが
当時は頭痛がするくらい
『アンチパクチー』だった

けれど何度か通ううちに
いつのまにか
『パクチー』の香りが
脳内を駆け巡り
中毒患者のように
毎日パクチーを求めるように
なっていった

今ではそのアジアの香りで
商売までしているw

苦手なものも
繰り返すうちに
いつのまにか
好きになっていたりする
(生理的に無理なものは無理)

食わず嫌いは
人生を損する
そんなことを
アジア飯は語りかけて
くれているのかも。

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