2022年12月11日の話(22) 新しい家族の話3

新しい家族③
お盆もすぎ 夏休みも終わるころ 観光地の伊豆は夏の喧騒から 少し静けさを取り戻す。
入道雲だけが夏を主張するが それも、から元気で
海の水はひんやりとなり 来週には空色も秋へとかわっていき
粘り強く営業する海の家以外は 解体が始まり なんだか寂しく 少しセンチメンタルな気分になる。
両親とも旅館勤めで 夏休みは書き入れ時 ほぼ休みなく働いて やっと一息つけるようになる。
そんなある日のこと
僕は親が 朝から晩まで働いているのを いい事に 宿題なんてそっちのけで 毎日毎日遊んでいた おかげで
山ほど溜まった宿題を おかーの強烈に厳しい監視のもと 朝からずっとやっていた。
集中力の限界(元々かなり低め) を迎えたその時、、、
ナイト(夜勤)の仕事を終えた おとーが帰ってきた
何やらおかーと話して しばらくすると おかーが笑顔で
『明日、旅行に行くってから宿題頑張んな』
『旅行?』
『プールのあるホテルに泊まり行くんだよ』
!?!?プール!??!
もう来年まで入ることが無いと 思っていたので それはそれは嬉しくなり 僕は強烈なスピードで 宿題に取り掛かった。
あとは絵日記を残すだけとなり 翌朝を迎えたのである。

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